1986-02-03 第104回国会 衆議院 予算委員会 第2号
アメリカの都市がやられる、それに対する報復をしなければならぬということでなくて、いわばその前線基地の中でもって核戦争が起こる、アメリカの本土は安泰だ、こういういわば限定核戦略とい多方法をとろうとしている。この前線基地はどこですか。一つはヨーロッパであり、一つは極東じゃないですか。
アメリカの都市がやられる、それに対する報復をしなければならぬということでなくて、いわばその前線基地の中でもって核戦争が起こる、アメリカの本土は安泰だ、こういういわば限定核戦略とい多方法をとろうとしている。この前線基地はどこですか。一つはヨーロッパであり、一つは極東じゃないですか。
御存じのように限定核戦略戦争というものがいまは論議をされておりますね。限定核戦略戦争、これが論議をされておりまして、そういうときに、昨年六月の衆議院の安保特別委員会かな、ソ連の通常兵力による日本への攻撃に対してもアメリカの第一核使用も認める、こういう答弁が政府からなされたと思うのです。
○矢山委員 だから、日本を限定核戦略の戦場にするようなことをしないで、そういった提案がソ連側からなされており、指摘もなされておるときですから、むしろこちらからこそ能動的に動くべきではないのか、それが本当に日本の安全を守ることになるんではないかということを聞いておるわけです。
○政府委員(淺尾新一郎君) いま上田委員の御引用になりましたのは、レーガンが新聞編集委員その他と懇談したときに話したというふうに伝えられておりますいわゆる世上限定核戦略というふうに言われているわけでございますが、ただその中でもレーガンは、限定核戦略というものはやはりその抑止力というものを頭に置いているということがございますし、それから、一たん核の交戦が行われた場合の惨禍ということはレーガンさん自身も
しかも、アメリカが限定核戦略で極東戦争に突入すれば、さっきの話ではありませんけれども、結局は日本列島も巻き込まれる、その危険もそれだけ大きくなるわけであります。